ダベルへようこそ!
いつでも訪れられる「カフェ」のような、おしゃべりのための空間。
今日、無事EAR.LYのバージョン2.0.0をリリースしました。
それに合わせて製品名を「Dabel」に変更しました。要するに"駄弁る。"
それは日本語のスラングで非常に気軽な(ファミレスやコンビニ前などで交わされる)おしゃべり を指します(動詞ですね)。
ダベルが理想とする行為・状態は日本語表現で表すなら、まさしく「井戸端会議」です。ダベルはそれをリモートで、グローバルに楽しめるアプリケーションと言えます。
もう少し詳しく説明すると "ダベル" の主要機能は「Co-Speaking」です。
従来、音声アプリは大きく二種類 つまり Podcasting の様な音声アーカイブを保存して後で聴くタイプのものと Periscope の様なライブストリーミングでラジオのように流れているものを聴取するものとに分かれていました。
いずれもソーシャル性は比較的低い場合が多く、例え音声コンテンツを主体とするメディアだったとしても、今まではiTunes 的なコンテンツの配信プラットフォームとしての操作性や機能性、検索性などにフォーカスしたものが多かったのです。
そして、ダベルは「声を通じて人とコミュニケーションすることで、その結果ダイナミックに音声コンテンツが生まれ、それを通じまた新しい音声のコンテンツが連鎖反応的に生まれて行く。」点が非常にユニークだと思っています。
ダベルはそのライブストリーミングの体験性(高い音質や低い遅延性を含む)が最大の訴求ポイントなのですが、中でも Co-Speaking つまり"人と人のおしゃべりをパブリックに配信できることが何より面白く、ワクワクする体験なのです"...。
そして、それを通じて新しい友達を発見し、お互いが会話を楽しみ、それが音声アーカイブになり、そしてそれがまた新しい人との出会いと、コンテンツ生成に繋がって行くという循環がサイクル的に連鎖反応することを何より重要視して開発しています。
偉大な製品は常に"その目的と、価値と、体験と、機能が、ピッタリ一体化していてシームレスに機能する"ものです。
それは例えば iPodとiTunes、Google SearchとGoogle AdSense、Amazon One Click ShopingとAmazon Marketplace などのように極めてよくデザインされたUI/UXと、そのエコシステムが緊密に助け合って、ユーザー体験とそれを支えるビジネスとが有機的に構築されていること。それが最大化された付加価値をもたらします。
左の図はTwitterで流れてくる度「そうだよな!」と思い返す非常に良い図だと思うのですが、この図と見比べると我々のアプリはまだまだ改善の余地があると考えています...。
が、とは言え音声ライブストリーミングを通じ「人と人が出会い」 「おしゃべりを楽しみ」 「その体験を通じてコンテンツが生まれ」 「それが次々新しいコンテンツを生み出して行く」とユーザー体験サイクルを作り出すという点に於いては、かなり良い感じに仕上がって来ていると思います。
現に現状のユーザーエンゲージメント(ユーザーの日々の平均体験時間)では既存のツイッター、ピンタレスト、スナップチャットなどを超えており、フェイスブックにはまだ若干及ばないとは言え非常に高いエンゲージメントを獲得できています。
もし製品価値をエンゲージメント時間掛けるアクティブなユーザー数と仮定するなら、凡ゆるコミュニティマネージメントや広告配信、あらゆるエコシステム、多種多様な機能追加 改善改良は、非常に明確に計測し、評価することができるようになるのかも知れません。
少なくともそこでユーザーの皆さんが有限な時間をしっかり割いて使ってくださっていること。
それは製品価値への評価軸として、とても解りやすい指標とは思うのです...。と思ってますます良い製品づくりに邁進します!
ちなみに日本でもいまだに人気の高い(サンフランシスコでは微妙)スタバですが、平均的な滞在時間とその時間当たりの平均消費金額を調べましが、ちょっと良い資料が見つからず、、。
ただ、どれだけ居て良いのか?の質問に対するスタバの回答が男前過ぎて惚れました。例えば、スタバのような空気感や居心地の良い快適な空間が実現できれば最高だと思います。