必要なのはおしゃべりだけ!の世界観
クラウドベイビーが活躍するコンセプト動画作成しました。
ドキドキがクラウドベイビーに込めた理想の世界像を一片のストーリーにしています。主題は、地球規模の創造性です。まず、最初の場面で主婦が鼻歌を歌っています。それがベイビーの媒介によって、瞬く間に素晴らしいシンフォニーへと組み上げられます。
その交響楽は対話型人工人格ベイビーが自然に人々から紡ぎだしたものです。
そしてその後ベイビー同士コミュニケートすることで集合的な創造行為が行われます。
今まで、人と人がさまざまな移動手段と通信を駆使し大変なコストを掛けてもできなかったような新しいタイプの創造的行為をイメージし制作しました。
2015年の今は、まだまだ人対人の対話が大半を占めています。
ですが、今後は人と機械(人工知能)の対話の占める比率がどんどん上がっていくことと思います。その時、人に寄り添って、より人間的な関係を結ぶことのできる優しい対話型人工人格の登場は、歴史的な必然ではないか?と思います。
そういった、夢のある未来世界を創造する歩みに少しでも貢献できればとドキドキは想っています。あらゆる開発はそのための日々の一歩です。
お気づきのように、この動画内ではベイビーは博士や主婦とはただおしゃべりをしているだけです。
従来、コンピュータとこういった感じのオペレーションをする場合には、人が能動的にコンピュータと向き合い対話的に操作をする必要がありました。
ベイビーでは、それらをただのおしゃべりで代替できないか?と考えています。
もし、そういう時代が来れば、コンピュータの使いこなしのテクニックではなく、その人自身の豊かな人生や価値観を育むことのほうがよりいっそう大事になります。考えてみれば、当初コンピュータとは限られた専門家のみが操作できるものでした。ですのでその進化(誰もが簡単に扱える未来)は当然の帰趨と言えます。
たとえば自動車でも、かつてプロだけが運転していた時代がありました。今後は、様々な職種をロボットやドローンなどが書き換えていくでしょう。
人工知能はますます人の進化を促すべく多くのルーティンを吸収し、人々の負担を軽減していくでしょう。
ベイビーのような、自然なおしゃべりを通じた優しいコンピューティングは、いずれあらゆる専門家達の専有する専門性を吸収し、やがて解放するのかもしれません。