ROAD TO “RAISE YOUR VOICE” 5
明日はテキサス・オースティンに移動します。
おはようございます。サンフランシスコは朝の8時過ぎ…。
ダベルに入ったら20のジョシュと、18のミーガンがあくびしながら(笑)朝のおしゃべりをしているのに交じって、今日朝食べたものとか、お互いの間の時差とか(テキサスとカリフォルニアは二時間の時差があります)語り合っていたんですが「ブラインドとしての生きづらさ」の話題に移ると今更ながら「ダベルが役に立っているんだなあ..」と言うのと、「やっぱり日々大変なことがあるんだろう..」と言うのが、それぞれ有ります。
ジョシュの話を聞いている限り、当たり前なのですけど誰か今おしゃべり出来る人との出会いへの痛切な思い..。
ダベルで始めたストリームのアドレスをシェアし、既知の友人だけでなく、誰かがここにやってきて楽しい会話を楽しみたいと言う痛切な思いをひしひし感じ取れます…。
ダベルの製品開発の根本価値はそこにあるとも言えます。
どうやって気持ちの良い快適な対話をいかに安心安全かつスムースに実現できるのか?です…。体験性の改善は、そのまま、新しい友人との自然な出会いと円滑な対話の開始を意味しています。
それが本当に滑らかに、日々当たり前にできたら、ジョシュもミーガンももっと生きやすくなるのかも知れない。
ダベルにいると、まあまあの頻度で「お前はブラインドか?」尋ねられることがあります。
「いや、違う:と言うと、「じゃあ、なぜこのアプリを作ったのか?」と訊かれます。「自分がものすごく孤独で絶望した時に、誰かと何を喋りたいと思ったんだ!」と説明すると、まあまあ納得されるのですが、それでも、まだ疑問を解消しきれない印象を覚えることがあります。
それは一体何なのだろう?と思ったりもするのですが、自分がかつてものすごい孤独感と絶望で打ちひしがれた時、それでもダベルのような「誰とでも好きな時におしゃべり出来る」サービスを開発しようと感じた時と同じような状態を彼らが日常的に付き合っているとしたら、それは物凄い事だし、偶然にも、そういう状態を手助けできるような製品を手がけることが出来て本当に嬉しいと思うのです。
今日は3月11日 初めてオースティンのサウスバイサウスウエストに参加した当日であり、そのオースティンにて東北大震災の第一報を聴いた瞬間でもあります。
セカイカメラは必ずしもその助けにはなり得なかったのですが、ダベルが今のこのコロナウイルスの脅威の中で、何かの助けになるのではないか?その狙いは今回の「RAISE YOUR VOICE(声を挙げよう)」プロジェクトの裏テーマでもあります。
明日はいよいよサンフランシスコからテキサス・オースティンへの移動日です。まだまだプロジェクトの実施と、3月19日のイベント立ち上げは不確実な状況ではありますが、なんとか実現するべく日々やるべきことを進めていきます。
また、続報しますね!