VRミーティング覚書き
VRミーティングやりながら気づいたことなど。
その割り切りの上手さと、その結果得られる製品価値を考えてみる。
オキュラスゴーではそもそも移動という機能や概念を結構バッサバサ切り捨てている。
オキュラスルームも、三箇所の固定位置をただ切り替えるだけなのだ。
が、その結果カウチやベッドでのんびり使える上、どこで何をするのか?が、極めて明快で、迷いなく使える簡潔さが手に入った!と言える。
位置の移動と声の定位がシンクロしているのが、(これだけでも)想像を絶する素晴らしさだ。roomsを使うと、シンプルであることの価値が実感できる。
あと、非常にシンプルなことながらアバターはバストアップのみ。だが、コントローラーを握った手が振れたり、顔の向きや首の角度が変えられる程度でも随分と感情表現が出来ることの驚きがある。
座っている位置関係も凄く大事だ。
親密さや立場関係を表現出来る。やると分かるのだけど、案外やらないと分からないポイントとも言える。
距離、向き、仕草、声、それらが一体になることで、現実空間に匹敵する素晴らしいミーティング空間が成立出来ている。それが凄い!と思う。
ハングアップすること多数。
熱暴走が頻発する。だけど声は常に切れないしぶとさが凄いのだ。少なくとも、声が通じると、まだお互いが繋がっていることは表現出来ている。
roomsは、とても親しい関係でなくても、結構楽しめる。これは大きな気づきだった。親友や家族、仕事仲間でなくても楽しい。この感覚は素晴らしい。
その上、より親しくなれるアクティビティ、写真や動画を眺めたりゲームしたりと言った、さり気ない機能がこじんまり用意されていて、そこが実に好感度が高い。機能が前面に出しゃばらない上、使い勝手も良いのだ。
360度の写真と動画はワオ!要素が高い。
全球型の写真も映像もインアクト大。その上体験共有ツールとしても実用的なのだ。これは是非体験して欲しい。
roomsには、何しろ新しい製品を考えるヒントが無限大に詰まっている。VRの可能性の提示として、素晴らしい体験性を提供できていると言える。
以上