What is Augmented Conversation?

takahito iguchi
6 min readMar 7, 2018

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セカイ(=ワールド)カメラのファウンダーが、その発明から10年を経てデリバリーする新製品が、SXSW 2018 Interactive にて発表されます。

2008年の TechCrunch San Francisco でのセカイカメラ・プレゼンテーションの様子。

それは Transparent という製品で、「会話をリアルタイムに Visualize することで、人と人の理解を助ける」テクノロジーです。

人と人の理解、それは人の歴史を通じ、常に大きな課題であり続けてきました。相手の言っていることを理解すること。それはそこで話されている言葉の単純な理解だけでなく、相手の文化的背景やそのアイデアを通じて伝えようとしている「世界観」の理解を避けては通れません。

Internet は既に発明されてから四半世紀を過ぎます。

それは Searchの発明や Smart Phoneの発明、ARやVRの発明、IoTの発明などを通じて日々ますます便利さを増しています。が、人の相互の理解を支える技術はまだまだ膨大な課題を抱えています。

テクノロジーの歴史はコミュニケーションの歴史でもあります。

コミュニケーション、それは我々にとって、永遠の課題ではないでしょうか?

Mail は Messanger に進化を遂げました。Search はテキスト入力から音声Interface に切り替わりつつあります。Internet黎明期の非常に静的な Hyper Text は Social Network によって、よりダイナミックでパーソナリティすら反映したた物へと進化を遂げました。そして、Siri や Alexa などデジタルエージェントは、より対話的な Internet体験を届けてくれます。

ですが、今目の前で、あなたと対話する相手とのとても大切な瞬間、お互いの文化的理解が育まれ、本質的に新しいアイデアが生まれ出ずる、真に創発的な瞬間。それをサポートするテクノロジーは、まだ非常に不足していると思われます。

そう、いつもの対話に於いても、こういう出来事、よくありませんか?

会話が問題だ!

対話時、相手が、いったい何を言っているのか?(異分野のことだと話題の把握が難しいこと、良くありますよね...)

それは、どの場所を指しているのか?(行き慣れていないエリアは、特にピンとこないことが多いと思います!)

それは、どの出来事について言及しているのか?(時事ネタでも関心外のことだと、文脈すら掴めない場合があります)

それは、どの人についての噂なのか?(人の名前ほど、覚えにくいモノは無いですね…)

それは、いったいどの作家の、どの小説へのコメントなのか?(たとえ、著名な文学でも相手が読んでいるとは限りません)

それは、どの映画についての評価なのか?それは、どの音楽アルバムへの賞賛なのか?などなど...(映画も音楽もタイトルが多すぎます)。

そういう時我々の脳裏にはクエスチョンマークが激しく点滅しています。

ところが、話の流れを遮るのが嫌だったり、または尋ねるのが恥ずかしかったり、様々な理由で「それってどういう意味ですか?」「それっていったい何ですか?」など聞けないまま(半知半解の状態で)、それらの会話は流れていってしまいます。

そういう場合、お互いの理解という大事な共感プロセスが損なわれたままでは、その会話、非常にもったいないですよね!

Transparent は、その脳内の「?」を減らします。会話の可視化は人と人の理解を助け、お互いのカルチャーの共有を容易にするのです。

一例ですが、先だってサンフランシスコ市内で行われたランゲージエクスチェンジでの出来事ですが、こんな話題で盛り上がりました…。

言わずと知れたニャース!

「ポケモンのニャースの頭に小判がついてる理由知ってる?」

ポケモンのニャースの頭上に小判(金貨)がついてること、これは「猫に小判」という、日本のことわざが元ネタなのです。

「猫に小判」がニャースのキャラクターデザインの起源と言えます。

ほぼ同じ意味のことわざ「豚に真珠」から生まれたポケモン(バネブー)も存在します。例えばポケモンひとつ取っても、その場で会話をビジュアライズ出来れば、非常に効果的に文化的背景を共有することができることが分かります。

こんな体験を通じてトランスペアレントの可視化テクノロジーは日々磨かれています。

SXSW 2018 のTRADE SHOWは 3月11日から14日迄 Austin Texas で開催されます。Transparent のデモ展示は TRADE SHOW 期間中下記の展示ブース内にて行われます。その Visualization 体験を是非お楽しみください。実際の展示場所はこちらです(コンベンションセンターで行われるトレードショー内のブース番号 1341です。)それでは、See you at then soon!!

Transparent の画面デザインです。会話がその場でフロー的に可視化されます。
トレードショーのブース #1341で Transparent のリアルタイムデモやってます。
オースティンのコンベンションセンターにて、お待ちしています!

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Written by takahito iguchi

Tonchidot & Telepathy & DOKI DOKI!!

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