サイバー空間の価値が再発見されている。
コロナウイルスがもたらす、新しいコミュニケーション次元とは?
https://www.who.int/health-topics/coronavirus
新型コロナウイルスの影響の深刻度は、当初想定を超え日々拡大しています。
その一方バルセロナでのワールドモバイルコングレス中止の後、次々発生しているイベントの開催中止の動きを受けてリモートワークの価値が見直されています。
フェイストゥフェイスの会合を重視する日本的な企業文化の文脈を考えると、これは大きなカルチャー変革の契機になるのではないか?と、感じます。
リモートワークがこれほどリアルに根付きそうな瞬間は過去になかった。
スラックやズームなど、従来グローバル企業などで必要に迫られて行われていたリモートワークとデジタルツールの活用の動向は、今改めて国内のビジネス現場での火急の必要に応じて、いきなり開花しようとしていると思えます。
私たちが昨年からずっと手掛けており、昨年半ばから全米の視覚障害者の皆さんに大変愛用いただいているダベルは、もちろん、そういった事態を想定して開発したものではありません。
ダベルの主要ユーザーの視覚障害者の皆さんは、そもそもが外出が決して容易ではない一方でその社交性を発揮しようにもリアル世界での社交機会を得ることが物理的に困難なでした。その上テキストや映像、画像を活用した、従来のソーシャルネットワーキングでも不利な側面が多々あったのでした。
ですので、視覚障害者の皆さんがダベルを通じて開拓した、声を介してのリアルタイムの友達づくりと日々の声の交流は「出かけることなく、視覚的な存在感に関わらず、声でお互いが分かり合える上交流関係を維持しやすい」という、音声アプリならではの新たなコミュニケーションの可能性を示していたと思います。
ダベルならではの音声コミュニケーションの固有価値とは何だろう?
リアルタイムに、声を通じた仲間探しができる。
その上、継続的な、生声のやりとりですら非常に簡単快適に楽しんでいただけること。それは例えば今回のようなパンデミック状況下でも、人と人との間の暖かみのある、自然な出会いや交流のためのプラットフォームとしてお使いいただける。
そういったダベルアプリの可能性を改めて感じています。
まだ現状は英語中心のアプリであり(全米ユーザーが6割を超えます)、ほとんどのユーザーはブラインドの方々なのですが、もしかすると彼らのダベルアプリ利用スタイルは、世界最先端のリモートワークのお手本だと言えるのかも知れません。