足し算のマーケティング
2 min readJul 4, 2016
足し算は簡単だが、引き算は難しい。固有の信念を持たないかぎり、それは出来ない。
共感に基づく、ある意味「引き算」のマーケティングを浮き彫りにするために、では、そうではないやり方は?を書き出してみる。
・すべての人に受けるものをつくる。
・あらゆる人のニーズを受け入れ、機能をドンドン追加していく。
・人々の要求するものを起点に製品を開発する=使い慣れたもの、既に知っているものなどの良い点をドンドン取り入れる。
・多数決で決める。大勢の求めるものを正しいと考える。
・使いたいシチュエーションやユースケースは出来る限り多くのケースに対応する。
・足し算をしていくことで、よりヒットしやすい大衆ウケする製品に近づけると確信する。
・既に受けているものにこそ解答があると考える。既存の価値観を信頼し、新しい価値観は冒険しない。
・ノーとは言わない。常にイエス!と言う。
うーーーん、書けば書くほど大変だ!
でも、案外こういう世界観で製品開発している例が多そうな気もする。
つまり、新しい価値を確信して、少数でもそれを信じカタチにするということがいかに大変なのか?という証左のような気もする。流行りに乗るのは簡単だし、イエスという方が楽だしストレスがない。でも、そこから生まれてくるのは製品価値のよく分からないsomething stupidだろう。